
ABOUT概要
FOAMAT(フォーマット)は、ポリウレタンフォーム発泡中のライズプロファイル、硬化挙動、発泡圧、反応温度等を連続測定する試験装置です。ポリウレタン(PU)、ポリイソシアヌレート(PIR)、フェノール樹脂、エポキシ樹脂フォームの品質は、発泡時の条件に左右されます。フォームの発泡プロセス中に各挙動を測定することで、製品品質の一貫性を確保することができます。採取されたデータは、マスターカーブとして定義する所定の基準値と比較することができ、多くの自動車関連サプライヤは、この方法を車両内装部品の管理に適用しています。家具及び、建設、設備断熱業界においても、品質保証用途に限らず多くの開発用途でこの発泡パラメータを活用しています。また、これらのパラメータにより、ウレタン反応の進行状況や、添加剤及び発泡剤、安定剤、混合比がどのような影響を与えるかを把握できます。FOAMATは、汎用性と高い測定精度を兼ね備えている特別な装置です。
1)ライズプロファイル
フォームの発泡特性において、従来からカップもしくは箱などを用いたライズプロファイルの測定が行われています。ライズ時間は、発泡試験において基本的な測定項目です。これは、混合開始からフォームの最大膨張までの時間として定義され、FOAMATの特許である超音波ファンセンサーは、泡塊までの距離を高精度に測定するために特別に設計されています。モールドフォーム、スラブストックフォーム、半硬質フォーム、硬質フォームなど、あらゆる種類のフォームにおいて詳細なライズ情報が得られます。
2) 反応温度
化合物の形成と架橋反応により、フォームは発熱して温度が上昇します。薄型熱電対は熱容量が低く、設置が容易であるためフォーム内部の温度測定に最適で、フォーム形成を阻害することが少なく繰り返し使用できます。
3) 発泡圧力
発泡体が固化すると、フォームの内部圧力が上昇します。安定したセル壁が形成され、フォームのさらなる膨張が阻害されると共に、ガス圧上昇によりフォーム内に応力が発生します。圧力はフォームの流れ方向に対して直角方向に作用するため、円筒形の試験容器においてフォーム底部で高い応力が発生します。結果として生じる荷重は、全体の上昇高さに依存して上昇圧力と呼ばれます。上昇圧力は、FPM(フォーム圧力測定装置)によって測定します。上昇圧力は、触媒がゲル化に与える影響について貴重な情報を提供します。軟質フォームにおいては、オープンセルとクローズドセルの形成を判定することに役立てることができます。製造目的では、圧力低下から脱型時間を想定することができます。
4) 硬化反応挙動(誘電分極)
誘電分極は、フォーム形成における硬化反応挙動を電気化学的に理解するための測定パラメータです。誘電分極は、本質的に、極性末端(PUおよびPIRフォームの場合はOH基、NCO基)による双極子モーメントを持つ鎖状分子によって引き起こされます。鎖状分子の形成は架橋反応に先行し、最終的には硬化によってすべての双極子移動度が抑制されます。誘電分極センサCMD(硬化モニタリングデバイス)は、アミンなどの中間体の生成と、化学反応完了後に低く一定の信号に減少することで、フォームの最終的な硬化を示します。

オプション
ATC (温調用コンテナ)
ATCは、フォーム発泡中の壁面を加熱するために開発された特製容器です。室温~75℃まで温調可能。
壁面温度の安定化により、測定結果の再現性を向上して高品質な発泡圧及び硬化反応挙動データを取得することができます。ご要望に応じて特大サイズのATC XLもラインナップがございます。


Sleener(スリーナー)
FOAMATの試験容器は、通常、紙管もしくはATCを用います。スリーナーは消耗品を極力低減するための試験容器です。円筒形のプラスチック製ハードチューブとクランプリングで構成されています。Sleenerの円筒管をフォームから保護するため、各試験の前に紙もしくは樹脂、金属箔を管の内側に挿入して使用します。

各種試験容器
その他、各用途に合わせた試験容器をラインナップしております。

SPEC仕様
| 寸法・重量 | コントローラユニット:L 335 mm x D 270 mm x H 160 mm、4.5 kg ベースプレート:L 460 mm x D 300 mm x H 800 mm、7.2 kg |
|---|---|
| 供給電源 | 単相 AC100 - 240 V、50 / 60 Hz |

